企画:ハマジ・ささじま
協力:船川翔司
ペフの1階には二つの部屋があります。 以前は、その二つの部屋を区切るための壁があったのですが、2018年夏から始まったペフ再始動プロジェクトをきっかけにその壁を壊しました。
このイベントは、ペフで一番理想的な音の響きを探るための実験です。 三重/京都を拠点とする音楽ユニット”PULASEI”のメンバーの一人は現在、音楽スタジオで働いているそうで、サウンドエンジニアになることが夢だという彼に、初めての仕事としてペフのサウンドデザインを依頼しました。 自身の所属する”PULASEI”として、音を鳴らしつつ、スピーカーを動かしたり音をコントロールしたり、この一回で正解が見つけることができるかはわかりませんが、私たちは彼の夢を応援します。
加えて、ゲストアクトに芸術家水内義人による一人コントユニット"DJ方"と、総合アートポッセエメラルドクリトリスのメンバー"dinamishaisuke"をお誘いしました。 何のイベントだったかはっきり覚えていないのですが、以前なにかのレセプションパーティみたいなところで、お客さんが歓談している中、”DJ方”がマイクチェックのパフォーマンスを行っている姿に感動したことを思い出し、今回あの雰囲気を再現したく"DJ方"お誘いさせていただきました。 "dinamishaisuke"は、1階の壁を壊すのを手伝ってくれた友人です。壁を壊した際、みんなが各々の作業をしている中、突然マイクを使って歌いだしたり、素直に自由に動き回ってくれたおかげでリラックスでき、作業がはかどりました。
この催しの魅力は、出演者によるパフォーマンスだけでなく、サウンドデザインの違いによってどう音が変化するかを楽しむことです。 この日の記録を、録音技師を目指す"千種葉月"に録音いただき、音楽作品として発表することを予定しています。